ジュニアゴルファーがスランプに入った時、親がやってよかった3つのこと

はじめに|スランプは必ず来るし、悪いことではない

ジュニアゴルフを続けていると、どんな子にも必ずスランプは訪れます。調子が良く、結果も出ていた時期から一転して、突然スコアが崩れ始める。ショットも合わず、本人も理由が分からない。そんな時期です。

当時の私は、「練習が足りないのか」「何か修正しないといけないのか」と、頭の中が不安でいっぱいでした。でも今振り返ると、スランプは失敗ではなく、成長段階が一つ上がる前の準備期間だったように思います。

この記事では、実際に息子がスランプに入った時に、親としてやってよかったこと、逆にやらなくてよかったことを含めてまとめます。同じように悩んでいる親御さんの気持ちが、少しでも軽くなればうれしいです。


スランプ中の子どもの様子|親の方が焦っていた

スランプに入ると、子ども自身も理由が分からず戸惑っています。

  • 昨日まで当たっていたショットが当たらない
  • 自信を持っていたクラブを嫌がる
  • 表情が暗くなる

それを見て、一番焦っていたのは正直、私の方でした。「このまま伸びなくなったらどうしよう」「何か手を打たないと」と、先のことばかり考えていました。


やってよかった① 技術的な話をしない

スランプに入ると、つい技術の話をしたくなります。

  • スイングがこうなっている
  • もっと体を使った方がいい

私も最初は、動画を見返しては口出しをしていました。しかし、そのたびに表情が硬くなり、練習場でも試すことが増えて、余計に迷いが深くなっているように見えました。

そこで思い切って、ゴルフの技術的な話を一切しないと決めました。親が黙ることで、子どもは自分の感覚に集中できるようになります。

不思議なことに、数週間すると「今はこれを意識してる」と、自分から話してくるようになりました。答えは、外ではなく本人の中にあったのだと思います。


やってよかった② ゴルフ以外の時間を増やす

スランプ中は、ゴルフのことばかり考えてしまいます。ですが、それは子どもにとっても大きな負担です。

我が家では意識的に、ゴルフ以外の時間を増やしました。

  • 好きな食べ物を食べに行く
  • 学校の話をする
  • どうでもいい話で笑う

すると、少しずつ表情が戻ってきました。ゴルフから距離を取ることで、気持ちがリセットされていったのだと思います。
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ジュニアゴルフで親がやってしまいがちなNG行動7選

はじめに|結果が出ない時ほど、親の行動が試される

ジュニアゴルフを続けていると、必ず訪れるのが「思うように結果が出ない時期」です。調子がいい時は、親も子も自然体でいられます。しかしスコアが崩れ始めると、途端に空気が変わります。

私自身、息子が試合に出始めた頃は「何かしてやらないと」「声をかけないと」と、今思えば余計なことばかりしていました。今振り返ると、それらの行動の多くは子どものためではなく、親自身の不安を落ち着かせるための言動だったと気づきます。

この記事では、実際に経験してきた中で「これはやらなくてよかった」「むしろ逆効果だった」と感じた、ジュニアゴルフで親がやってしまいがちなNG行動を、具体的なエピソードとともにまとめます。


NG① 試合直後に内容を聞き出す

試合が終わった直後、つい聞いてしまいがちです。

  • 「あのホール、何が悪かった?」
  • 「今日はパター何回打った?」

私も、車に乗った瞬間にこうした質問を投げかけていました。その時の息子は、窓の外を見たまま黙り込み、会話が続かなくなったのを今でも覚えています。

ラウンド直後の子どもは、心も頭も整理できていません。そこに反省を求めると、本人は「責められている」と感じてしまいます。結果、ゴルフそのものが嫌な記憶に変わってしまうこともあります。

そこで我が家では、帰りの車ではゴルフの話をしないと決めました。すると数日後、ふとしたタイミングで自分から「あのホール、無理に狙わなければよかったかも」と話してくれるようになりました。反省は、親が引き出すものではなく、本人の中から出てくるものだと実感した瞬間でした。


NG② 親のゴルフ経験を基準に考える

親がゴルフ経験者だと、どうしても自分の感覚を基準に考えてしまいます。

  • そこは刻んだ方が安全
  • そんなに振らなくてもいい

私も「大人の正解」をそのまま当てはめようとしていました。しかし、ジュニア期は失敗も含めて経験値です。特に小さい頃は、思い切り振ることでしか身につかない感覚があります。

実際、周りの上手な先輩ジュニアを見ていても、小さい頃に思い切り振ってきた子ほど、後から技術がついてきていました。親の常識が、子どもの可能性を狭めてしまうこともあると感じています。


NG③ 他の子と比べてしまう

  • 同じ学年でもっと飛ぶ子
  • すでに全国大会に出ている子

比較は、親の不安から生まれます。私も無意識に「〇〇くんはすごいな」と口にしてしまったことがあります。その時、息子の表情が一瞬曇ったのを今でも忘れられません。

成長のスピードは本当に人それぞれです。早く伸びる子もいれば、後から一気に伸びる子もいます。比べるべき相手は、昨日の我が子だけだと、何度も自分に言い聞かせてきました。


NG④ スコアだけで評価する

試合が終わると、どうしてもスコアに目が行きます。数字は分かりやすく、親にとっても判断しやすい材料です。

ですが、スコアだけを見ていると、成長している部分が見えなくなります。

  • 最後まで振り切れていたか
  • ミスを恐れずチャレンジしていたか

この2つを見るようになってから、私自身の気持ちがかなり楽になりました。結果よりも過程を見ることで、子どもへの声かけも自然と前向きなものに変わっていきました。
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【実体験】ジュニアゴルフの試合後、親が言わないと決めてよかった一言 〜後悔から学んだ、親の関わり方の話〜

はじめに|試合後、親の頭に浮かぶ言葉は同じだった

ジュニアゴルフを続けていると、
試合が終わった瞬間、親の頭の中にはいろいろな言葉が浮かびます。

「あのホール、もったいなかったな」
「もう少し落ち着いて打てばよかったのに」

結果を見れば見るほど、
言いたくなる言葉は増えていきます。

それは決して、
責めたいからでも、否定したいからでもありません。
ここまで一緒に頑張ってきたからこそ出てくる感情です。

でも、ある試合をきっかけに、
僕は「試合後に言わない」と決めた一言があります。

その判断が、
親子関係にも、ゴルフへの向き合い方にも、
大きな変化をもたらしました。


試合後、なぜ親は口を出したくなるのか

試合が終わると、
親は自然と“反省会モード”に入ります。

・事前に考えていた目標
・練習場でできていたこと
・他の子のスコア
・順位やトータルスコア

これらが一気に頭に浮かびます。

「せっかくここまで練習したのに」
「もっとできたはずなのに」

この気持ちは、
応援しているからこそ生まれるものです。

実際、僕自身も
「何か言わないといけない」
「親として指摘するのが役目なんじゃないか」
そんな思い込みを持っていました。


実際に言いそうになった(言ってしまった)一言

その一言は、とても何気ないものでした。

「あのホールがなかったらな……」

結果を見て、
つい口に出そうになる“たら・れば”。

過去には、
似たような言葉を実際に言ってしまったこともあります。

言った瞬間は、
「冷静な振り返りをしているだけ」
そんなつもりでした。

でも、その言葉は
思っていた以上に、子どもに影響を与えていました。


その一言で起きた、子どもの変化

言葉をかけた直後、
子どもの様子は明らかに変わりました。

・急に無口になる
・視線が下を向く
・車内の会話がなくなる

そのとき気づいたのは、
スコアの反省をしているのは、親だけじゃないということ。

本人は本人なりに、
もう十分すぎるほど分かっています。

「うまくいかなかった」
「悔しかった」
「もっとできたかもしれない」

そこに、親からの“追い打ちの一言”が加わると、
次の練習や次の試合に向かう気持ちを
少しずつ削ってしまうことがありました。


「言わない」と決めてから変わったこと

ある試合を境に、
僕は決めました。

試合後、結果については親から触れない。

正直、最初はかなり我慢が必要でした。
言いたくなる気持ちは、何度もこみ上げてきます。

それでも続けていると、
少しずつ変化が現れました。

・子どもから自分で振り返りを話すようになった
・切り替えが早くなった
・練習への向き合い方が前向きになった

「言わない」ことで、
考える時間と整理する余白を
子どもに渡せていたのだと思います。


代わりに使ってよかった声かけ

まったく何も言わない、
というわけではありません。

試行錯誤の中で、
言ってよかったと感じた声かけがあります。

「今日は暑い中、最後までよく頑張ったな」
「集中切らさずに回れてたね」
「また次に向けてやっていこう」

結果ではなく、
行動や姿勢に目を向けた言葉です。

これだけで、
帰り道の車内の空気は
驚くほど変わりました。


ジュニアゴルフは「親の我慢」が試されるスポーツ

ジュニアゴルフは、
技術やスコア以上に、
親の在り方が問われるスポーツだと感じています。

言いたいことを言うのは簡単です。
でも、言わない選択のほうが
勇気がいる場面も多い。

子どもが伸びるタイミングは、
親が一歩引いたときだったりします。


これから試合を迎える親御さんへ

もし試合後、
何か言いたくなったら、
一度だけ深呼吸してみてください。

その一言は、

・本当に教えるための言葉なのか
・それとも、親自身の気持ちを軽くするための言葉なのか

僕自身、
何度も失敗してきました。

だからこそ、
今はこのスタンスに落ち着いています。


まとめ|試合後の一言が、次につながる

・試合後の一言は、子どもの心に強く残る
・結果よりも、行動や姿勢に目を向ける
・言わない勇気が、次の成長につながることもある

ジュニアゴルフは、
短距離走ではなく長い道のりです。

焦らず、比べすぎず、
一緒に歩いていけたらと思います。

初めての世界ジュニア挑戦!

初めての世界ジュニア挑戦!

― 九州・沖縄予選、家族総出の大遠征 ―

2022年2月。
まだ空気の冷たい早春。
その日、瑛大にとって “新たなステージへの扉” が開かれた。

目指すは、ジュニアゴルファーの夢の舞台――世界ジュニアゴルフ選手権
会場は九州。
遠征ということで、今回は特別ゲストが同行することに。
そう、おじいちゃんとおばあちゃんだ。

「瑛大の晴れ舞台、見てみたい!」
と、前日の練習ラウンドから張り切るじいちゃん・ばあちゃん。
出発前からすでに一家は“世界大会モード”全開。

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ジュニアゴルフで親が悩みやすいこと5選

― 正解がないからこそ、迷って当たり前 ―

ジュニアゴルフを続けていると、
技術やスコア以上に、親としての関わり方に悩む場面が増えてきます。

これで合っているのか。
もっとやらせた方がいいのか。
逆に、口を出しすぎていないか。

周りを見れば、
熱心な家庭もいれば、あっさりした家庭もある。
その中で、自分たちの立ち位置が分からなくなることもありました。

この記事では、
実際に続けてきた中で感じた
**「多くの親が悩みやすいポイント」**を5つに整理してまとめます。

正解を示す記事ではありません。
一つの考え方として、参考になれば幸いです。

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