本記事の目次
はじめに|結果が出ない時ほど、親の行動が試される
ジュニアゴルフを続けていると、必ず訪れるのが「思うように結果が出ない時期」です。調子がいい時は、親も子も自然体でいられます。しかしスコアが崩れ始めると、途端に空気が変わります。
私自身、息子が試合に出始めた頃は「何かしてやらないと」「声をかけないと」と、今思えば余計なことばかりしていました。今振り返ると、それらの行動の多くは子どものためではなく、親自身の不安を落ち着かせるための言動だったと気づきます。
この記事では、実際に経験してきた中で「これはやらなくてよかった」「むしろ逆効果だった」と感じた、ジュニアゴルフで親がやってしまいがちなNG行動を、具体的なエピソードとともにまとめます。
NG① 試合直後に内容を聞き出す
試合が終わった直後、つい聞いてしまいがちです。
- 「あのホール、何が悪かった?」
- 「今日はパター何回打った?」
私も、車に乗った瞬間にこうした質問を投げかけていました。その時の息子は、窓の外を見たまま黙り込み、会話が続かなくなったのを今でも覚えています。
ラウンド直後の子どもは、心も頭も整理できていません。そこに反省を求めると、本人は「責められている」と感じてしまいます。結果、ゴルフそのものが嫌な記憶に変わってしまうこともあります。
そこで我が家では、帰りの車ではゴルフの話をしないと決めました。すると数日後、ふとしたタイミングで自分から「あのホール、無理に狙わなければよかったかも」と話してくれるようになりました。反省は、親が引き出すものではなく、本人の中から出てくるものだと実感した瞬間でした。
NG② 親のゴルフ経験を基準に考える
親がゴルフ経験者だと、どうしても自分の感覚を基準に考えてしまいます。
- そこは刻んだ方が安全
- そんなに振らなくてもいい
私も「大人の正解」をそのまま当てはめようとしていました。しかし、ジュニア期は失敗も含めて経験値です。特に小さい頃は、思い切り振ることでしか身につかない感覚があります。
実際、周りの上手な先輩ジュニアを見ていても、小さい頃に思い切り振ってきた子ほど、後から技術がついてきていました。親の常識が、子どもの可能性を狭めてしまうこともあると感じています。
NG③ 他の子と比べてしまう
- 同じ学年でもっと飛ぶ子
- すでに全国大会に出ている子
比較は、親の不安から生まれます。私も無意識に「〇〇くんはすごいな」と口にしてしまったことがあります。その時、息子の表情が一瞬曇ったのを今でも忘れられません。
成長のスピードは本当に人それぞれです。早く伸びる子もいれば、後から一気に伸びる子もいます。比べるべき相手は、昨日の我が子だけだと、何度も自分に言い聞かせてきました。
NG④ スコアだけで評価する
試合が終わると、どうしてもスコアに目が行きます。数字は分かりやすく、親にとっても判断しやすい材料です。
ですが、スコアだけを見ていると、成長している部分が見えなくなります。
- 最後まで振り切れていたか
- ミスを恐れずチャレンジしていたか
この2つを見るようになってから、私自身の気持ちがかなり楽になりました。結果よりも過程を見ることで、子どもへの声かけも自然と前向きなものに変わっていきました。
NG⑤ 練習量を管理しすぎる
「今日は何球打った?」 「まだ練習が足りないんじゃない?」
親が練習量を管理しすぎると、ゴルフは『やらされるもの』になります。一時的に練習量が増えても、長くは続きません。
自分からクラブを持ち、自分で考えて練習する。この姿勢が育つまで、親は少し距離を取ることも必要だと感じました。
NG⑥ 親が一番落ち込む
子ども以上に、親が落ち込んでしまうことがあります。無言になったり、ため息が増えたりすると、子どもは敏感に感じ取ります。
「次は失敗できない」
そう思わせてしまう空気を作っていたのは、私自身でした。
NG⑦ 将来の話をしすぎる
プロ、全国大会、ランキング。将来の話は希望でもありますが、同時にプレッシャーにもなります。
今の一打、一試合を大切にするためにも、未来の話はほどほどでいいと感じています。
まとめ|親の役割は導くことではなく支えること
ジュニアゴルフを通して学んだのは、親が前に出すぎると、子どもは自分で考える機会を失ってしまうということです。
親が変わると、子どものゴルフは驚くほど変わります。導く存在ではなく、支える立場でいること。それが、今の私が一番大切にしている考え方です。